〜がんばりはデスノートを拾ったようです〜
21 Pendulum




登場コテ:狂人警察の主観です



がんばり     いわずと知れたデスノゲーで一番有名なコテ
         一番実力があるのも周知の事実 
         しかしそれゆえ、毎回1ターン目にして 
         不名誉の2階級特進をする場面も少なくない

&        デスノゲーの実力はかなりあるほうで
         がんばりのお気に入りコテ
         たまに膜が転がってるときがある
         
内藤       死亡

uuu        ザル2号
         デスノゲーの中でかなりの実力者ではないのか?
         現在エロゲSTG製作中

docomo      ドッコモドッコモ!
         ラックスの公認嫁
         姉さん、最近みないなぁ

\(^o^)/     行方不明
         
ラックス     がんばり組みきっての好青年
         docomoの公認夫
         大好きなdocomoのために今日も彼は働く

兵藤       死亡

狂人警察     登場しなくて俺涙目wwwwwwwww

門じゃ      死亡

ふのあ      死亡

羽入       開幕の忙しそうなコテNo.1
         ザル1号
         名言:カルムーチョうめぇぇぇえええぇ

特別欄


カキザキ     誕生日おめでとう!
         ハッピバースデーふじょし〜♪
         ハッピバースデーふじょし〜♪

恋歌       なんでそんなに黄色いんだよ・・・
         http://www.htb.co.jp/suidou/matsuri/doudemy_prize/d_02.html
         ローカルネタサーセン

さとこ      VIPPERのほうがしっくり来るお!
         現在HDD壊滅中
         がんばれ・・・っ!負けるなっ・・・!

カイジ      焼かれろっ……!
         地獄でっ……!

頭痛       ねんがんの
         リア狂を
         はっけん したぞ!

さだお      別コテがかわいい
         イケホス
         彼のハンゲームの網羅度はやばい

名探偵コナン   見た目は子供
         頭脳は大人
         そんなエロイ子です

山田       今夜が山田
         ここにきてまさかの欠如
         おいしいの?











痛々しいふのあの遺体をよそに
俺は考える。

どうして!?
どうして俺達がこんな目にあわなければならないんだ・・・!


&「ふのあちゃん・・・」


だめなのだろうか?
もう誰も守れないのだろうか。

それならば、
最低でも
&だけは・・・
&だけは守りたい。
そのためにはまずなにをするべきか?


がんばり「・・・兵藤、兵藤だ」

&「え?兵藤さん?」

がんばり「あいつ、ポイントが自分に集まった時、
     なんか様子がおかしかった。」

&「あ〜何かブツブツ言ってたよね?」

がんばり「あぁ、普通ならココから逃げるか
     発狂するか・・・
     とにかくアイツは死んだが怪しかった。
     情報だ、情報が欲しい。」

&「じゃあ、行ってみようか」


この建物の中で兵藤が生活していると思われるスペースは
カウンターの奥と
もう一本ある廊下の先だ。
俺達はその廊下の先に何があるか知らないし、
その廊下に足を踏み入れてもいない。

さきにカウンターの奥に行くことにした。


机と書類棚、本。
紙、紙、紙。
どこを見ても資料の山だ。


がんばり「ん〜、こうやってみてみると
     ここに来た人たち
     結構多いな」

&「繁盛してたんだね、さすが帝愛グループ」


俺達が見てもよくわからない物もあったが、
ここには今日まで止まった人たちの
名簿などが置かれていた。
その名簿は一人一人の名前と住所、
詳しい所は歳や味の好みまで・・・。
なるほど、これは本当に儲かっていたに違いない。

しかし名簿を見ても今日の分、
つまり俺達の分は見つけられなかった。


がんばり「俺達の分は無いな。」

&「書き留めておく必要も無い・・・ってことかな?
  みんな知り合いみたいなものでしょ?」

がんばり「なるほどな」


今回ここに来たのは10人
その10人について、
次にここに来た時、利益になるようなことが
書かれることはは無い。
俺達10人はこの膨大な資料、
情報に加えられることはもう、無い。


がんばり「よし、次は廊下のほうへ行こう。」

&「たぶん兵藤さんの生活スペースくらいはある、
  と思うんだよね」

がんばり「なにかあるとしたら・・・
     そこ以外にないな。」

&「なにがあるのかな?」

がんばり「なにかあると・・・いいな」


トビラの前に立ち、
開ける。
そこはさらにもう一つのトビラ。
そのトビラはこの館で異質だった。


がんばり「・・・普通の部屋ってことかな」

&「ん、やっぱりコレは私物ってことだと思うな」


トビラの装飾は全く無く、
いたって平凡、ドコにでもただの扉。
この別荘の中の物としては相応しくない、
そんな形をしていた。

中に入ると
なんてことはない。
ただの兵藤の居住スペースだ。
普段からここに住んでるってことは
ないんだろうが、
サスガに客と同じ部屋に居るわけがない。

がんばり「なんか・・・普通だな」

&「うん・・・生活感があるけど・・・
  別にコレといったものはないよね」

がんばり「ん〜・・・」

&「あたし奥見てくる」

がんばり「おう」


&は風呂場などを見に行った。

思えばこのゲームの主催者側から
しばらく連絡が来てない。

俺は主催者=キラと思っていた。
主催者を捕まえれば終わりだと思っていた。

しばらく連絡が来ないのは、
メッセージを送りたいのに
送れない可能性を今、考えている。

つまり、
兵藤がグル、ってことだ。

ココに来たのは俺が決めたはずだが、
それが決まってから
主催者と兵藤が手を組んで、
このゲームを始めたのかもしれない。

でもそれじゃあ、何のために、
こんなゲームを・・・。



ん?
兵藤と主催者がグル。
ここまではいい。
じゃあ、主催者は今、

どこにいる?

もし俺達の中にいたなら、
上で寝てるか・・・
または次の殺人のことを考えてもいいかもしれない。

もし
俺達の中にいなかったら・・・


ちょ、もしかして・・・
ここにいる可能性が高いんじゃないか!?


ってことはここにもう一冊のデスノートが
あるのか?

・・・探そう。くまなく。



この棚か?
こっちの机の中か?
もしかしたらベットの中とか・・・

くそ!何も無い!


&「がんばり〜なにかあった?」

がんばり「ちくしょう、なにもねぇな・・・」

&「兵藤さんは、何も関係なかったのかな・・・?」

がんばり「わかんねぇ、わかんねぇよ・・・クソ・・・」

&「・・・あ、そろそろみんな起きた頃かな?」

がんばり「ん、7時すぎたか
     そうだな、みんなおきてるかも」

&「私、兵藤さんとふのあちゃんのこと、話してくる」

がんばり「わかった。
     俺はもう少し調べてみる。」

&「うん・・・」



&の背中を見送り、
&が部屋のトビラを閉めていく。



バタン




!!!


トビラになにか貼り付けられている・・・
この部屋に入ったときは
トビラは開けっ放しだったから
裏側に気づかなかった。


がんばり「これは・・・」


例の手紙のようだ・・・。
兵藤にもきていた、か。

中身を見てみる。



「私はあなたの顔がみたい
 私はあなたの声が聞きたい
 私はあなたにお願いする

 あなたは来るつもりは無いの?
 あなたはみんなに会いたくないの?
 あなたはデスノートがほしくないの?」



・・・
またしても最後にデスノート、か。

この手紙、来ていたのは
内藤、羽入、兵藤、の3人ってことになる。

他のヤツラにもきているのか?
少なくとも俺には来ていない。
俺の場合はデスノートが俺の部屋にあっただけだ・・・。

ん?
俺がこのオフ会を開こうとしたのは
言うまでも無く、デスノートを手に入れてからだ。
だとすると、
この手紙が送られたのは
いつだ?

俺がデスノートを持っていることが知られているのか!?

今よりも厳重に、
もういつも持ち歩いていていいのかもしれない・・・
万が一のときのために・・・

そうとわかりゃ、今すぐパンツの中にでも
しのばせておくか。



俺はその後、かなり部屋中を調べたが
何も無かった。
もう兵藤の部屋からは何もでないだろう。
手紙は・・・
持ってくか。


リビングに戻ると、
uuuとdocomoと羽入が居た。
どうやら&が兵藤とふのあの事を知らせたらしい。
そんな会話が聞こえてきた。

ん、ラックスが居ないな。


uuu「がんばり、どこ行ってたんだ」


さあて、どうするか、
ここは正直に話しとくか。


がんばり「兵藤の住居スペースだよ、
     なんかあると思ってね。」

uuu「・・・・・・」

docomo「で?何かあったのか?」

がんばり「なんもねぇよ、それよりラックスは?」

docomo「今&が起こしに行ってる。
   ったく、よくこんなところで熟睡できるわ。」

そういえば上からドアを叩く音、
ノックの音が聞こえる。

下まで聞こえるってことは
相当大きな音だ。
それが聞こえないってことは、
なるほど、docomoの言うことが納得できる。

しかし、初日はあんなに仲が良かったのに・・・


しばらくして音が聞こえなくなり、
&が降りてきた。


がんばり「ん?結局起きなかったのか?」

&「うん・・・まだ寝てるのかな・・・」

羽入「お寝坊さんなのです、あぅあぅ」

&「でも、鍵が開いてた・・・。
  入ろうか迷ったんだけど・・・」

docomo「じゃあ部屋の中までいって起こしに行ったら?」

&「・・・でも・・・男の人だし、
  私が勝手に入っていくのも・・・」
    
docomo「情けないわね、私が行ってくるわ」

uuu「・・・・・・」

がんばり「俺もついていこうか?」

docomo「いいわ、こなくて。
    私は少なくともこの中にキラが居ると思ってる。
    そんなヤツと二人きりになんて
    なりたくない」

がんばり「・・・そうかい」


だからラックスとも離れたってことか。
でも起こしに行ってくるぐらいだから・・・
実際はどう思ってんのかな?

docomoは二階に上がっていった。


uuu「・・・・・・」

がんばり「今のセリフどう思うよ?」

uuu「・・・・・・」

がんばり「なんだよ、随分静かだな」

uuu「うるせぇな、今考え事してんだ。
   話しかけんじゃねぇ」

がんばり「・・・そうかい」


兵藤の死を見てから、
uuuの様子がおかしい。

uuuが入れた1pで兵藤を殺したことみたいにはなってるが、
コイツはそんなこと気にするタマじゃないだろう。
大体、ポイント入れたってことは
仲間でもなんでもなかったようだし・・・
そして今なら俺を犯人だと思っているだろうから、
今兵藤の部屋で調べ物していたことについて
何か追求してくるはずだと思ったんだが・・・

どうしたんだ?コイツ・・・




きゃあああああアアアアアァァァ!

!

docomoの悲鳴だ!

&「ど、どうしたんだろ!?」

がんばり「い、行こう!」

&「う、うん・・・」

羽入「ダッシュなのです!」

uuu「・・・・・・」

がんばり「おい、uuu!てメェも来い!」

uuu「俺はいい、考え事で忙しいんだ。」

がんばり「クソ!そこでずっと考えてろ!!」


急いで階段を駆け上がり、
ラックスの部屋の前まで行く。

するとdocomoがラックスの部屋のドアの前で
尻餅をついている。


docomo「あ・・・あ・・・」

がんばり「おい、どうしたんだdoco・・・・・・・
     うっ・・・・・・」

羽入「ひっ・・・」

&「・・・・・・ラックスさん・・・・」



部屋の真ん中の綺麗な電球から繋がれたロープは
ラックスの首に巻きついており、
ラックスは振り子運動をしていた。

宙を浮いているラックス。
コチラを見ながら揺れるラックスの目の焦点は
どこを見ているんだろう。
いや、何も・・・
見えては、いないんだろう。
なぜならラックスはもう、
死んでいるだろうから。







              to be continued...