〜がんばりはデスノートを拾ったようです〜
3 heart failure



登場コテ:狂人警察の主観です



がんばり:主人公 いわずと知れたデスノゲーで一番有名なコテ 
         一番実力があるのも周知の事実 
         しかしそれゆえ、毎回1ターン目にして 
         不名誉の2階級特進をする場面も少なくない

&:ヒロイン   デスノゲーの実力はかなりあるほうで
         がんばりのお気に入りコテ
         たまにウンチが転がってるときがある
         
内藤       最近は寿と名乗るほうがおおいが
         雑談ではコッチ
         デスノゲーでの出塁率は一番か?

uuu        かなりのイケメン
         デスノゲーの中でかなりの実力者ではないのか?
         包茎超魔人の敵

docomo      みんなの嘘がなければ一番年長者
         デスノゲーではキラのイメージがほとんどない
         *オリバのカミングアウトにより年長者では無くなったようだ

\(^o^)/     LA在住のデスノゲーの猛者
         \(^o^)/さいてー
         別コテ:ぺんぎん
         
ラックス     がんばり組みきっての好青年
         しばらくゲームでは見ない
         雑談中心?

兵藤       日本最大規模の財閥、消費者金融グループ「帝愛」の総帥。
         部下からは「会長」と呼ばれている。 数百億円をくだらない預金を持ち、
         その預金はドルやユーロ立てにするなどリスク分散を怠らない。
         莫大な資産と鉄壁の運用管理術を誇りながらも、
         まだまだ足りないと部下を罵倒し金をかき集めようとする。


狂人警察     登場しなくて俺涙目wwwwwwwww

門じゃ      みんなのたよれる計算君
         計算してない時の警察や、忙しいLのときなど
         彼の計算ほど役に立つものは無い

ふのあ      ×ふの ○ふのあ
         内藤お気に入りの女性
         相当かわいい らしい

羽入       開幕の忙しそうなコテNo.1
         いつもあぅあぅ言ってるが相当タヌキ
         名言:カルムーチョうめぇぇぇえええぇ






奥から出てきたその男の風貌は
まるで、妖怪。
長髪の白髪に髭、
大きな体にジャケットを羽織り、
杖をついている。


兵藤「ククク…全員集まったか…私が兵藤だ…」

がんばり「え・・・?兵藤!?」

&「あなたが・・・兵藤さん?」

uuu「ちょwまじかよ!20歳ぐらいじゃなかったのかよ!」


uuuがそう言うのはもっともだ。
みたところ少なくとも50はいっている。
いや、70代手前でもおかしくない。
兵藤の晒しの内容だと20代のはずだ。
それがこんな老人だとは・・・


兵藤「ククク…敵をだますには味方からっ…!」

門じゃ「ぼぼぼ僕もびっくりしましたよ、
    もっとわわわ若い方かとおもももおおも思っていましたから・・・」

がんばり「・・・あれ?でも外の車は?
     ひとつは管理人さんのものだと思ってたんだけど・・・」

ラックス「あぁ、それは兵藤さんの車ですよ」


え?
なんだなんだ?
話が見えてこないぞ?


門じゃ「つつつつまりですね、
    わわわわ私達がこれから
    3泊4日をすごすこの宿泊地の
    オオオオオーナーなんですよ」


なん・・・だと・・・?


&「え!?すごい!兵藤さんが経営してるの?」

兵藤「ククク…いかにも…」

がんばり「ちょ、ちょっと待てよ、
     俺がここ宿泊地にしたのは適当だぜ!?
     それが兵藤の・・・いわゆる仕事場にあたったってことなのか!?」

兵藤「その通り…その確率を引き当てるのが王者というもの…」

\(^o^)/「うはwwwwwwww兵藤スゴスwwwwwwwwwww」


まじかよ・・・
ただちょっと安くて綺麗なとこってだけで選んだのに・・・
さすが兵藤ってコテだけはあるな・・・


ラックス「実は兵藤って名前、本名みたいですよ」

がんばり「ええ!?まじで?」

ラックス「ええ、だから帝愛グループみたいなのが本当にあるみたいで・・・
     この建物も正門の上にTEIAIって書いてあったでしょ?」

がんばり「・・・ちょ、見てくる」


俺は玄関に戻り、扉を開け、
正門を見上げた。
そこには
[T E I A I]の文字が
大理石で刻まれていた。
ははは、こいつはすげぇや、
脱帽だ。


兵藤「ククク…どうだ?ワタシのすごさがわかったか?」

がんばり「え、ええ、とてもよくわかりました・・・」

&「でもほんとに綺麗な建物ですよね、
  とってもお金かかってそうな、」

兵藤「ククク…これが帝愛の力…」

uuu「あれ?ってことは・・・
  兵藤がこれから4日間俺たちの世話してくれんの!?」

兵藤「いかにも…」

docomo「アンタみたいな男が料理とか作れんの・・・?」

兵藤「貴様っ…ワタシを嘗めるなよ…」


ちょ、ちょ
料理まで兵藤がやるのかよ!
60のオッサンの料理・・・
あんまり期待できないぞ


兵藤「丁度食事の用意ができたとこだ…
   とりあえず、ここに現住所と本名を書いてもらって…
   あぁ、コテも忘れずに…
   がんばりの車できたヤツラは2階の個室に荷物を置け…
   終わったら食堂に来い…」

がんばり「あぁ、わかったよ」

一枚の冊子とボールペンを受け取り、
それに名前を書いた。

その時、全てのコテの本名を覚えた。
記憶力は自信はあまりないが、
誰も覚えやすい名前だった。
兵藤だけは名前はわからないままだが、
それ以外は記憶した。

冊子を見る限り、結構ここの利用者はいるようだった。




この建物の構造は
1階にカウンター、リビング、食堂があり、
さらにちょっとした遊戯場がある。
1階の部屋はひとつで兵藤が使っているようだった。

俺達はお客用の部屋で
全員2階の部屋だ。
部屋の前にはご丁寧にコテの名札が張られていた。
一人一部屋。
うん、贅沢だ。
まぁ今日が初対面なのにいきなり相部屋は
ちょっと困ったかもしれないから助かった。


がんばり「俺の部屋は・・・あったあった。」


そこには[がんばり]と書かれた名札が貼ってある部屋があった。
どれどれ、部屋の中はどうなってるのかな。

入ると、その部屋は朱色に包まれていた。
どうやら西日があたる方角らしい。
きれいな夕日が俺の部屋を紅く染めている。
大きな窓から大量の光を浴び、
時間の止まった感覚さえ覚えた。


がんばり「うわ・・・綺麗だな・・・」


しばらくの間、ソレに見とれていて、
ここに来る目的を忘れてしまっていた。

あぁ、そうだ、荷物置いてはやく食堂に置かなきゃ、

部屋はベット、小さな冷蔵庫、クローゼット
トイレ、バスタブ
と、いった
ごく平均的な装備かな?
でも、どれも一つ一つが豪華なものだ。
変な絵も飾られていて、
自分には絵に関してはよく知らないが
きっと値段が張るのだろう。


自分の部屋を吟味した後、
荷物を適当に置いて食堂に向かった。



食堂に着いた。
もうみんな座っていて
料理が出るのを待っている状態だ。


&「がんばりさん、コッチですよ」


&が俺の席を示してくれた。


uuu「なにやってたんだよ、遅いぞ」

がんばり「いや、悪い、ちょっと部屋からみえる夕日に
     見とれちゃっててさ」

uuu「あ〜たしかに、結構綺麗だったなぁ」

\(^o^)/「夕日wwwwwwww
     テラアカスwwwwwww
     うおまぶしっwwwwwwwwww」

ラックス「窓も結構大きくて
     眺めも最高でしたよね」

&「あ〜自分は反対側なんで見えなかったなぁ・・・
  あとでがんばりさんの部屋にいってもいいですか?」

がんばり「うん、いいよ、
     でもご飯終わると見えなくなっちゃうかも」

&「あ〜そっか〜、じゃあ明日覗きに行きますよ」

docomo「私も見えなかったなぁ・・・
    私はラックスに頼むね〜
    いいでしょ〜?」

ラックス「いいですよ、
     ・・・なんでも見せてあげますよ」

docomo「うふ、楽しみ〜」


どうやらこの短時間でラックスといえど落ちたようだ
docomoのそのテクニックをkwskしりたい・・・


門じゃ「あああああああああ明日は出かけるとか言ってましたけど
    ききききききっきっき今日はどうするんですか?」

がんばり「今日は兵藤にまかせるかな、
    明日はみんなで出かけるとして・・・
    その次は・・・自由ってことで」

羽入「ふのあは僕と一緒に出かけるのですよ」

ふのあ「・・・・・・・・・・・・・把握」



どうやらこの短時間で
大体話し相手が決まってきたようだった。
docomoとラックス、
羽入とふのあ、
それ以外、って感じかな。
それでもどの人とも喋ろうともしない内藤は
ずっと机を見ていた。


内藤の・・・さっきのあのセリフは・・・

俺のデスノートのことなのか・・・?

まさか・・・

今日、俺はみんなの前で
「これがデスノートだよ〜」なんて
見せびらかした覚えはない。

もし内藤が言っていることが俺のデスノートのことだとしたら・・・

どうやって知ったんだろう・・・




ガタン、という音とともにドアが開いた
どうやら兵藤が料理を持ってきたようだ


兵藤「ククク…さぁ、晩餐といこうか…」


兵藤が手馴れた手つきで一人ひとりに料理を配る。
その料理はどれも手のこったようで、
とてもおいしそうだった。


uuu「うおおおおお、すげぇ!
  これ全部兵藤が作ったのかよ!」

docomo「すごい・・・おいしそ〜」

羽入「とても手が込んでありますです あぅあぅ」

門じゃ「ここここここれは・・・
    兵藤さんすごい・・・」


ここまでとは・・・
あんなじいさんがこんなおいしそうなものを・・・
ざわ・・・

兵藤「ご期待に添えたかな…?」

がんばり「あ、あぁ、すげぇよ、
     こんな豪華なものが出てくるなんて思ってもいなかった」

兵藤「なによりなにより…」


\(^o^)/「はやくwwwwwwww
     食おうぜwwwwwwww
     もう限界wwwwwwwwww」

uuu「そうだな!食べようぜ」

一同「いただきま〜す」

兵藤「さぁ召し上がれ…食べなきゃ誰かの養分…」


それからのみんなの会話は
コレがうまい、
コレは絶品、
コレの作り方は!?
などなど、料理に関することばかりだ。
それに一つ一つ丁寧に答えながら
みんなのワインを注いだり、
追加の料理を出す兵藤は
まさに熟練の料理長を思わせた。

内藤も今だ喋らないが、
料理はがっついている。
やっぱおいしいよな!
内藤がこの集まりに少しでも楽しい思いが出来たかな・・・?

すこし安心した。

安心した・・・?

そこで自分の目的を考える。


俺はあのデスノートを試すためにこのオフ会を開いたが・・・
今では誰も殺したくない・・・
今、内藤がこのオフ会を楽しんでくれることが
うれしく思ってしまった。

もう、俺はこのメンバー相手には
あのノートに名前を書くことは出来ないのかもしれない・・・
・・・内藤がデスノートのことを知っているからという理由もあるかもしれない。




粗方、食事が終わり、みんな自分の部屋に戻ろうとする。
内藤以外の全員が食堂を出て、
その内藤も部屋を出ようとしている、
その時だった。



内藤「・・・・うっ!ぐっ!!がっ・・・・・・・」


ドアを掴もうとした内藤が、
その手を自分に向け、
呻き声を上げながら胸を抑えている。


uuu「お・・・おい、内藤、どうしたんだ?」

ラックス「え?どうかしたんですか?

&「内藤さんの様子が・・・」


俺は内藤に近寄り大丈夫か?と聞く。
が、しかし、そんな言葉は聞こえていないようだ。

内藤「があああ!あ・・・が・・・!」


門じゃ「ちょちょちょちょ
    こここここここれはまずいんじゃないですか!?」

uuu「おい!だれか兵藤呼んで来い!
  救急車だ!」

\(^o^)/「おk、把握した」


オワタが急いで兵藤を呼びに行く


&「え!?え!?どうしたんですか!?」

がんばり「わ、わかんない、急に内藤が胸を押さえて・・・」

内藤「あああ・・・・!!!がああ・・・・・・!!!
   し・・・・に・・・・が・・・・」


内藤はヒザをつき、
最後にそのまま、前に倒れた。

オワタが兵藤をつれてやってきた。


兵藤「ざわ・・・」



急に倒れた内藤を全員が囲むように立ち、
俺達はもう動かない内藤を見ていた。
誰も何も声を発せずにいた。



                to be continued...