〜内藤は秘密をにぎっているようです〜
前編



登場コテ


内藤       一番最初に死でしまった彼
         彼にはやるべきことができなかった
         なぜ彼は死ななければならなかったのか
         なぜ彼が最初に死んだのか
         彼はあの別荘で何をしたかったのか






日が昇り始めた。
俺は部屋の電気を消し、
カーテンを開ける。
日の光はあまり好きじゃないが、
電気代のことを考えるとそうも言ってられない。
PCの明かりで生活できないことも無いが、
これ以上、目を悪くもできない。

いつも通り、朝昼夜、いつでも立っている
デスノゲーの雑談部屋に参加した。



がんばり「でも別荘ってどんな感じなんだろうな」

狂人警察「狭い別荘で若い男女が生活・・・」

柊かがみ「やっぱり狂人は変態だな」

docomo「変態!変態!」



内藤がゲームに参加しました。



がんばり「俺のモンスターボールの中で生活しませんか?」

ふの「絶対はやると予想」

&「でもオフ会もう少しだね
  すごい楽しみ〜」

狂人警察「ちょ・・・マジにいきたいんだけどw」

門じゃ「内藤きたー」

柊かがみ「俺もいきてぇ・・・しかし俺はスペイン逝き決定」

がんばり「はやらねぇよw内藤おはー」

兵藤「ざわ…」

\(^o^)/「内藤おはー」


こいつらいつもいるなぁ。
俺も全く人のことは言えないけれども。


内藤「おはよーオフ会についてか」

uuu「あぁ、もうちょいだからな」

カキザキ「私はテストあるから行けないなぁ」

\(^o^)/「狂人もこないんだろ?」

狂人警察「あぁ、無理、飛行機代ナス」

ラックス「今すぐバイトするべき」

柊かがみ「俺は海外に行くのですよ、おほほほ」

\(^o^)/「かがみはテロに会えばいいと思うよ」

がんばり「とりあえずさ、行く人は誰?」

uuu「がんばり、俺、&、docomo、ラックス、門じゃ
  \(^o^)/、羽入、ふの、兵藤・・・かな?」

内藤「・・・」

がんばり「内藤ホントにこねぇの?」


今度、ここのメンバーで
軽井沢に集まって
オフ会をするらしい。
この計画が出てきてからはや一週間、
オフ会に来いといわれ続けているが
首を縦に振るつもりは無い。


内藤「俺はいいよ」

&「え〜いこうよ〜」

ラックス「今すぐ荷物を用意するべき」

ふの「俺ですら行くのになんでだよ・・・」

内藤「行ってなにするんだ?」

ラックス「嫁を貰いに」

\(^o^)/「イケメンを見に」」

門じゃ「絶対楽しいよ!」

uuu「何をするとかじゃない、
  集まることに意味があるのだ!」

docomo「私は浮気をし・・・ゲフンゲフン」

ラックス「><」

狂人「&たんはハルヒコスでくるんでしょ?」

&「ちょwww」

がんばり「なん・・・だと・・・」

狂人「みてぇぇぇええ+いきてぇぇぇええ」


こいつら、仲いいな、と
思えば思うほど
なぜか行きたくなくなってくる・・・
集まったはいいけど
何もすることも無く、
おまけにシャイボーイだらけだろうから
葬式みたいに静かで
マイナーな部活の合宿のようになるのだけはゴメンだ。
明確な目的があればいいのだが・・・


内藤「で?軽井沢だっけ?
   宿泊料高いんじゃないの?」

がんばり「それがさ・・・
     めっちゃ安いとこ見つけたんだよ」

兵藤「ざわ…」

\(^o^)/「3泊で4000円は安すぐる」


4000円・・・


docomo「え!そんなやすいの!?」

がんばり「だよな、安いよな」

門じゃ「アレじゃない?昔自殺者がいたとか」


羽入がゲームに参加しました。


uuu「ボロイ!
  メシまずい!
  部屋狭い!の3拍子が揃ってるとか」


羽入「おはよー」

docomo「おはよ!」

がんばり「おはー」

狂人「おはにゅー」

門じゃ「おはにゅー」

羽入「4000円だと移動費用のほうが高いw」

uuu「あーそれなんだけど、
  軽井沢まで行けたとして、
  そっから宿泊地まで自信ないんだけど」

docomo「あ、私もいけないかも・・・」

がんばり「俺も自信ないけど・・・
     俺は車で行こうとしてるから
     一回駅に集まるかい?」

門じゃ「俺は行けるかな・・・」

羽入「私もいけると思う
   あとuuuは挨拶せんかいワレ〜」

uuu「おはようございますwww
  俺はがんばりに会いに駅に」

docomo「私もお願いしようかな〜」

がんばり「uuuとdocomoと・・・
     後誰か乗せてって欲しい人居る?」

&「あ・・・私もお願いしようかな」

がんばり「あいよ〜じゃあ本格的に時間とか決めるか」

内藤「じゃあ俺は出とくか・・・」


内藤がゲームから退出しました。





もうコンナ時間か・・・
そろそろ学校に行って来るかな

俺はPCの電源を切り、
カバンを背負い、
部屋から出ていった。







夕方になり、部屋に帰る。
部屋に帰ってまずやることは
PCの電源をつける。
自分でもいやな習慣だと思っているが、
一度ついたものはなかなかとることはできない。
別に支障は無いから、とか思ってるので
よけい取れない。

そしてPCの電源をつけても
最近はデスノの雑談部屋を覗くぐらいしかしない。

今日もそうしようと、玄関の鍵を開ける。
玄関の扉を閉め、靴を脱ごうとしたとき、
その物体に気づく。


内藤「これは・・・封筒・・・?」


それは一通の白い
ありきたりな封筒だった。
それが玄関に落ちていた。
きっと入れられたのが落ちたのだろう。


内藤「なんだこれ??」


その白い封筒には宛名も、
何も書いていなかった。
中を覗いてみる。
そこには一枚の紙があった。

よく見てみるとそれはノートだということがわかった。
普通の大学ノートを破った感じだ。


内藤「まるでデスノートだな・・・」


そこにはこう、書かれていた。


「私はあなたを待っている
 私はあなたを知っている
 私はあなたにお願いする

 あなたは来なければならない
 あなたは見つけなければならない
 あなたはデスノートを手に入れなければならない」


この奇妙な文章を見て
他の人間ならどう思うだろう。
というかこの手紙をどうするだろう。

きっと捨てるか燃やすか・・・
気味悪く思うだろう。

しかしなぜかそうは思わなかった。
デスノートという単語が
嘘に見えなかった。
本当に、なぜか・・・


俺はすぐさま、雑談部屋に入った。



内藤がゲームに参加しました。


がんばり「内藤おはー」

狂人「おはー」

内藤「おはー、あのさ、俺もがんばりの車で連れて行ってくれ」






                to be continued...